【 アラブ・イスラーム学院訪問体験会 】
H17.7.26

2002年の日韓ワールドカップサッカーのときに
サウディアラビアが調布でキャンプを張ったことがきっかけで設立された、
調布市サウディアラビア友好会が主催するイベントです。

今年の“アラブ・イスラーム学院訪問体験会”には、
市内の小学生を中心に子供55名、大人37名が参加しました。 

市役所からの送迎バスも運行しましたが、申し込み人数が多く、電車組みと2班に分かれての訪問になりました。

学院の玄関を入ると全員すぐに靴を脱ぎます
まず、礼拝堂に通され、1時限目はサウジ文化、
生活の紹介です。

学校の教室とは異なりリラックスした姿勢で
聞いています
宗教からお母さんへの接し方、お年玉、教育、
と話が続きます。

コーヒーやアルコールなどアラビア語が
語源の言葉も多いようです。

小学5年生の時間割の紹介がありましたが、
コーランやイスラム法学に加えて
パソコンの授業もありました。

質問にも活発に手を挙げていました。

日本のアニメも教育の一端を担っているようです。
ここでは名探偵コナン。
休憩時間での、なつめやしの実、デーツと飲み物
(紅茶、ジュースと、アラビアンコーヒー)の
サービスに親子大満足。 

アラビアンコーヒーは豆を焙煎しないで入れるため、
最初は違和感がありますが、
デーツを食べながらいただくとだんだん
やみつきになります。

スポーツというと、1、2にサッカー、
3,4がなくて5にサッカーというお国柄、
子供たちの遊びはゲームもサッカーです。

2時限目は3階の教室に移動し
2クラスに分かれてのアラビア語講座。

『アッサラーム・アレイクム』
(こんにちは−あなたがたの上に平安がありますように)、
『シュクラン』(ありがとう)など、
先生の後に続いて発声。

相手が男性か女性かで聞き方が異なるなど
、とまどう一面も見られました。

移動の途中、装飾品の展示に
眼を輝かせる子供もいました。
自分の名前をアラビア語で書いて
もらって記念写真を撮っていました。
このような絨毯の上の自由空間で
多くの子供たちが触れ合うのが楽しいのか、
そここで歓声があがっていました。

3時限目はグループに分かれてのことばあそびです。
  これは、“た”、とか“み”、とか一字を与え、
その字で始まる、国、動植物、もの、
などを表に書き込むものです。 

面白いのは、
他のグループにないユニークな答えに
高得点を与えることです。

(独創性、創造性の醸成?)

最後に一人ひとりに修了証と
プレゼントが手渡されました。

子供たちにとっては、
まことに非日常的な半日であった、と思います。 
玄関前での記念撮影、
学院はこのように六本木ヒルズのすぐ近くに
位置します。 

現地解散で親子連れ立って六本木方面へ
向かう姿も見られました。 

さらにコミュニケーションがすすめばいいですね。

ロンドンでのテロの直後とあって、イスラム過激派と同一視する人もいるようですが、
敬虔なイスラム教徒は愛情と思いやり、道徳観念にあふれ暴力は全面否定だそうです。

あらためてそのことを実感した一日でした

日本とサウディアラビアはいろいろな意味で補完要素が多いように思います。 
もっと戦略的におつきあいするべき、とも感じました。

参考:アラブ・イスラーム学院

Masahoshi

いつも、すばらしい文章とともにありがとうございます。masatoshi3のお人柄がにじみ出ていますね。  kuma3

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