【調布っ子夢会議2007】
H19.9.18

9/16(日)“調布っ子夢会議2007”が行われました。

これは、H12年度から続いている事業で、青少年の健全育成を図るために,

推薦を受けた市内在学・在住の中学生28人(内男子が7名、とここでも女性上位!?)が

4グループに分かれて“賛成”、“反対”をグループ対抗で議論、意見交換をします。



本年のテーマは二つ、「地球にとって幸せなのは未来である」、「人にとって幸せなのは未来である」、ちょっと大き過ぎる??

司会進行とタイムキーパーはどちらも昨年の参加者がすすんでつとめたそうで、彼女らにとっても良い思いで作りの機会だった、と言うことでしょう。

白百合女子大学大学院生のお姉さんふたりがコーディネーターを努めたのもいかにも、調布、ということです。

今回、校内イベントのため参加できなかった学校からビデオレターが届いたのも臨場感を高めました。
討論開始前に気勢を上げるグループもありました。
5回の事前学習も含めて、夏休みも部活も返上して勉強したそうで、
発表内容は、大人顔負け、しっかりしたものでした。(6,7)
来賓の面々も真剣に耳を傾けていました。

また、顔見知りの市会議員も何人か聴講し、メモなど取っていました。

“賛成”、“反対”、それぞれの立論、質疑の後、8分間の作戦タイムをとりそこから反駁(久しぶりに聞いた言葉)、最終弁論へとすすみます。

聴いていて、市長も昔を思い出したようで、弁論の鉄則など交え講評、いつも以上に言葉使いに気配りをしている印象でした。 
結果は、会場で聴講(傍聴)している人(当然、参加メンバーの父兄や関係者も多数)の投票で勝敗が決まります。 ミニ・ファンファーレの中、司会者が渡された
封筒を開封して結果発表しました。


ちかごろの中高生というと、いじめや犯罪など、あまりいいニュースが聞こえてこない。
厚化粧(時に茶髪)、ミニスカで群れを成して街中を闊歩していたり、
コンビニの前でウンコすわりをしながら餌を食べているシーンなど眼を覆いたくなる時も有る。

しかし、ここにはまるでちがうカテゴリーの生徒が集結していてすがすがしい。

テーマが大き過ぎる(身近でない)ことに加えて、ディベート方式に慣れていない
こともあって必ずしもスムースな展開ではなかった部分もあったが、中学生
たちの「本音」や熱い討論を聴いていると、まだまだ、日本も捨てたもの
ではない、という気がしてくる。 

安倍首相は退陣したが、この子たちに、
“美しい国”を残すためにも、もっと大人たちがちゃんとしないといけない。


Masatoshi



久しぶりの特派員報告ありがとうございました。 kuma3

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