【  調布の秋 】
H20.10.25

調布より特派員便りをおとどけします。

調布の秋の風物詩のひとつに“深大寺十三夜”があります。

今年が第十回になります。(参加無料) 

これは、深大寺の山門で十三夜の月を愛でながら、

リズミカルで歌うような「天台声明(しょうみょう)」の響く

厳かな空気の中に身を置くことからはじまります。 

行動讃(ぎょうどうさん)、散華(さんげ)、対揚(たいよう)、と続き、

最後にみんなで般若心経を唱えます。

つぎに、お月様博士:志賀勝さんによる「月の講和」、

この時間を待っていたかのように雲が切れたのには感激!!

ご参考

続いて、薩摩琵琶と能を堪能しました。

ここで、なんと、3歳の少女がデビューしました。

この間、湧き水の音と虫の声が絶え間なく聞こえ、

調布の自然を感じると共に、日ごろ、邪念にさいなまれている

小生の心にも清らかな風が流れた次第。


“〜元気タウン調布〜絆と夢をむすぶ商工業”とうたった、

調布市商工まつりでは

大内和己さんの津軽三味線の独奏がありました。

『最近、技巧に長けた東京などの若者も出てきているが、

津軽弁のリズムでないと本物とは聞こえない』との

流浪芸人の言葉が印象的でした

ご参考

味の素スタジアムでの“調布市民スポーツまつり”の

一シーン、チアまつり


この日は快晴、他に、グラウンドゴルフ、ソフトラクロス、サッカーボーリングなどいろとりどりのアトラクションに大勢の人が、

親子で楽しみながら汗をかいていました。

おなじみの布多天神祭の風景です。旧甲州街道ですが、布田五宿の面影がまるでないのはさびしい限りです。

うんちく講座


最後に、“こどもあそび博覧会”の報告です。

今年が6回目、毎年、市内の小学校を舞台に

多くのブースが参加し、こどもたちが遊びまくります。

今回は、すっぽんや

多摩川に生息する魚などに触れられる“水辺の移動水族館”と・・・、

 

家に見立てた木組みの棟上式が体験できるコーナーを紹介します。 

釘など打ったこともないであろう子どもたちが生き生きとしていました。


雑感


運動会など、秋は元気なこどもたちに触れ合う機会が多い。 

この子らのために、どのような未来を残すことが出来るのか、

大人どもは真剣に考えなければならない時がきたことをあらためて感じる。 

さまざまな現象を見ながら、憂国の情を感じざるを得ない。

先日、モンスター・ペアレントを取り上げた特集番組をテレビで見た。 

この中で、“モンスター・ペアレントという人種が居るわけではなく、

モンスター状態になっている父兄が居る、と理解すべきだ”、と

語った人の声が耳から離れない。 

かれらが、その状態からぬけだすために、何が出来るのか?

【Masatoshi】


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