【 北九州の秋を辿る(2.英彦山)】
H17.11.19

熊さん、第二弾です。

この秋は各地のスケッチや展覧会用の作品作り、福岡県や佐賀県などの美術館やギャラリー回りなどで飛び歩いていました。

U.英彦山 (ひこさん)

福岡県と大分県の境界をなす英彦山(英がついて、「ひこさん」と読む)は、
いにしえより九州山岳信仰の中心である。
福岡県の地図を広げれば、太宰府の傍に聳える宝満山から、南東に辿った秋月の裏に迫る古処山・馬見山、
そして県境をなす岳滅鬼山や英彦山、更に東の求菩提山(くぼてさん)へと、修験の山々が連なっている。

中でも英彦山は1,200m程度の三山からなる最も峻険な山群で、
出羽の羽黒山、大和の大峰山と共に「日本三大修験場」とされる。

また、大分県側の耶馬溪と共に「耶馬・日田・英彦山国定公園」を形成する紅葉の名所としても知られる。

11月7日。


この紅葉の名所を訪ねた。
秋月から国道500号を辿り、高取焼で有名な小石原村を通って、英彦山のある添田町に下りる。

英彦山案内図(一部)

国道500号はここで英彦山神社(奉幣殿)に向けて大きく右に折れ、急な坂道となって山腹を上り始める。
この道は峠を越えて、大分県の耶馬渓に通じていると言う。


上りとなってすぐ、右下の集落は紅葉の中にあって期待が膨らむ。



花見が岩(案内図中下)からの眺め。
英彦山神社は左上にある。更に左上に中岳が聳える。
ここでこの風景を小一時間スケッチした。
ぜひ、見せていただきたく。
みなさん。こちらへ寄り道をどうぞ。 kuma3


見通しが良くないのはこの日九州の空を覆った黄砂による。


英彦山神社奉幣殿へ上る参道



参道を振り返る。参道の両側には多くの修験者用宿坊があるが、
多くは利用されておらず次第に朽ち掛けている。



英彦山神社は大修理中で囲いがされ近づけない。
昨年の台風被害から修理したばかりで今年再び台風が襲い甚大な被害を受けたそうだ。
修理には数年かかると言う。


一番奥の高住神社に向かう(案内図左上)。平日の 夕方なのにこの人出。
左側の駐車場は紅葉の木々が連なっているが、披露できるような写真は撮れなかった。


以上、英彦山。  まだまだ続きます。

Masaakita

今年は紅葉を見ないまま年を越しそうです・・・  kuma3

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