【 2000年前の種子の大賀蓮、そして野の花 】
H15.9.18

長野県旧中山道芦田宿の北西300メートル、
西に山を背負う田園地帯に、1300年の歴史を持つ「津金寺」があります。
春はカタクリ、秋は萩でも有名なお寺です。

白萩と赤萩が咲き乱れる境内には、萩の優しい香りが漂っています。
またそれぞれの枝には歌が書き込まれた短冊が結び付けられ、訪れた人の歌心を誘います。
境内の池には美しいピンク色の大賀蓮が咲いています。

<<☆大賀蓮☆>>
昭和26年に大賀一郎博士が、千葉市検見川町の弥生遺跡(約2000年前)から蓮の実を発見し、発芽に成功。 
世界各地に分根され、元気に花を咲かせているそうです。

2000年前この美しい蓮の花をどんな人々がどんな思いで眺めたのでしょうか? ロマン感じます。
「蓮咲くあたりの風もかをりあいて心の水を澄ます池かな」 藤原定家

今年は夏が無いと嘆いていましたら、暑さが戻ってまいりました。 
この気候に花たちも戸惑っているのでしょうか。
秋の花々と共に、春の花が咲いたり、初夏の花が咲き始めたりしています。

つづく>>

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