【 100年に1回咲く花 】
H15.8.3

梅雨明け宣言が告げられた今日3日、サンケイ新聞を読んでこれはどうしても一見の価値ありと車を走らせた。

やっと梅雨明け みんなも花も笑顔』、そして私も笑顔、エガオになってしまった。

地図で場所を確認し、車で15分ほどで到着。柏市の郊外、大利根大橋に程近い柏市根戸の住宅街の一角にあった。

新聞掲載された写真の撮影位置がどうしても確認できず、敷地に入ってウロウロしていると、

タイミングよく<休日出勤の職員の方>に遭遇。

なんと親切な職員の方だろう。不法侵入者の私を「HPの件ですかぁ〜〜」「どうぞ見ていってください」といって、

ご丁寧に(ちょっと誇らしげに)説明してくださった。「良かったら、2階から(接近して花を)撮りますか〜〜」とまで

いっていただいた。ありがたかった。

それでは<リュウゼツラン(竜舌蘭)>をちょっと勉強しよう

英語ではセンチュリー・プラント(世紀の植物)と呼ばれ

一世紀(100年)に一度だけ花が咲いて枯れてしまうという。

しかし、実際には、熱帯地域では10〜20年、日本では30〜50年で開花するという。

ここで紹介するリュウゼンランは33年目という。私の勤続年数とまったく一致だ。

正式には「アオノリュウゼツラン」と呼ばれ、ユリ目リュウゼツラン科の単子葉植物。



全長8mだそうな。花は黄色いのでございます。
約2ヶ月余りで8mにもなったそうですよ。

関東農政局柏統計・情報センター
(柏市根戸)

これだけみると、手入れの行き届いた ヒノキに見えまする。
33年ぶりに夏空に突き刺さんばかりに伸びた。


先っポは、地上8m地点。開花はまだですね。
(事務所の2階から撮らせてせていただいた)

リュウゼツランは一回結実性植物のため、花は一生に一度しか咲かないという。

そして、一度の開花でこの株は枯れてしまうという。 

子孫を残す最後の営みのドラマだ。なんと悲しいことか。


坂村真民の「二度とない人生だから」を思い出した。




葉はアロエのように多肉質で、鋭いとげがあり、1〜2mもの長さがある。

そう、堅くてチクチクちょっと肌が傷ついた。

日本では、葉の形を <竜の舌>に例えたところから、竜舌蘭と 書かれるそうだ。

な〜んだ、そうだったのか。やっぱりね。



原産は北アメリカ南西部メキシコで、一日におよそ10cmもの勢いで伸び続けるそうな。

こちらの 場合は5/12〜7/24=73日間で8mに達したというから

ワリザンをすると10.9cm/日、ピッタンコ!。(暇で計算しちゃいました)。


つぼみが膨らみ、開花したリュウゼツランの花(花被片)は薄黄緑色で、

花の中央付近から伸び ている黄色のおしべの葯(やく)がよく目立つ。

おしべが枯れ始める頃に、クリーム色のめしべが伸び始めるのも特徴の一つ。

花の中を覗いてみると、なんと、たくさんの蜜があふれていました。

<蜂が33年ぶりの蜜を吸いにブンブン>飛び回っていた。

花は、下の方 から順に咲いていくそうですよ。

「33年ぶりの俺を見ろ! 」といわんばかりの、見事なおしべの葯(やく)とクリーム色のめしべ。
(事務所の2階から撮らせてせていただいた。地上から5mぐらいのところ)

まだつぼみ 。bananaじゃありません。

こちらも、つぼみ。そして見事なおしべの葯(やく)

花が咲き終わるとこの開花株は枯死するそうな。悲しいね。

変わりに、匍匐(ほふく )枝が株元に発生するそうな。


【 玄関ドアの貼られた、説明文 】

関東農政千葉統計事務所をクリック!

5/15〜 7/24の間、7回にわたって成長の過程がわかります。


((ゴメンナサイ、上記掲示アドレスで、httpの後に「」コロンがころんと抜けてますよ〜〜!事務所のみなさ〜ん ))

よ〜〜く見ると、何か人陰が。プリメーラが。これみんなkuma3ちのモノ。

産業経済新聞の記事(H15.8.3朝刊千葉版)


思い立ったら吉日。まさに梅雨明け、バンザイ。行ってみて良かった。なんか得した一日になったような。

長生きしてもう一度会いたい。そのとき88歳。まあ無理だわな。奇跡が起きない限りネ。

親切に対応していただいた角井さん、大熊さんに感謝申し上げます。(下総の熊可"ゐ)

<<Back