【 神田川の櫻 】
H15.3.30



〜 神田川 〜

あなたはもう忘れたかしら
赤い手拭いマフラーにして
二人で行った横丁の風呂屋 
一緒に出ようねって言ったのに

いつも私が待たされた 
洗い髪が芯まで冷えて
小さな石鹸カタカタ鳴った 
あなたは私の体を抱いて 
冷たいねって言ったのよ

若かったあの頃 
何も恐くなかった 
ただあなたのやさしさが 
恐かった

H15.4.8掲載
掲載が遅れました。ありがとうございました。(下総の熊可゛ゐ)

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