【 納涼 肉筆浮世絵展 】
H15.8.14



先日、会社帰りにあの永野泰蔵さん(kuma3HP用のハンドルネームです。ふんとは、女性です。)のご案内で

ご実家経営の文京区湯島にある「羽黒洞木村東介」画廊を訪ねました。

おりしも、【 納涼 肉筆浮世絵展 】を開催中で、いい勉強させていただきました。

店主の許可を得ておりますので皆様にもお見せします。

とっておきは『両国花火歌舞伎役者納涼図』です。 額装(87X118)


歌川国久筆  『両国花火歌舞伎役者納涼図』 (文化1804年頃)
 画面jに触れると拡大します。



納涼船のに乗っている役者は右からこの順番で。

右手前の女性の間の奥に座っているのが幸四郎、
最後に船先に扇子をもって立っているのが宗十郎である。

 

【 解説 】 (羽黒洞資料より)

隅田川両国の花火は江戸最大の華である。

武家、庶民を問わず、身分の上下を気にせず遊ぶことのできる
一大イベントであった。

その両国鍵屋、玉屋の花火と大勢の群集を背景に
当時人気絶頂の歌舞伎役者の勢ぞろいである。

相当歌舞伎好きのお客の注文によって描かれた素晴らしい作品である。

筆者の国久は初代豊国の弟子で女流とも言われている。
本図を見る限り女流とは言いがたい。

江戸後期、風俗史、歌舞伎史上大変重要な資料と言える。

 


羽黒洞 画廊内部

すばらしい肉筆浮世絵ばかり (うん十万円からうん百万円までいたします) どれもこれも江戸時代

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