【 江戸切繪圖の世界 】
H15.12.15


今年は江戸開府400年。いろんな行事が江戸東京である。


kuma3も「大江戸史跡散歩」、「江戸登城ウォーク」に参加。
「大浅草まつり(奥山風景)」、「江戸天下祭」、「浅草文化講座(歌舞伎四百年)」も拝見した。

でもね、まだまだいろいろあるんです。

先日は・・・

池波正太郎記念文庫文化講座 『切絵図で楽しむ池波作品の舞台』(全5回:無料) に参加してみた。

出張が重なり3回しか出席できなかったが、またまた面白い経験をした。たのしかった。

江戸に益々興味がわいてきた。まだまだ知らないことばかり。


講師は<鶴松房治氏>(池波正太郎氏の元アシスタント、池波研究の第一人者)



これが江戸の全体図: 「御江戸大圖繪」 天保14年(1843)

左が南、右が北、真ん中流れるは<隅田川(大川)>なんです。


江戸切絵図は<全30図>で構成されている。

嘉永から文久年間(1848〜1863)にかけて作成され江戸市街を詳細に表現している。 
現代の区分図に相当し、 武家屋敷など詳細に記されている。

江戸切繪圖:<全30圖図>

1.御曲輪内大名小路繪圖
2.麹町永田町外桜田繪圖
・・・
・・・
16.東都浅草繪圖
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19.本所深川繪圖
・・・
・・・
29.根岸谷中日暮里豊島辺圖
30.隅田川向嶋繪圖



『なぜ江戸というか・・・』

【江】:大きな川(つまり隅田川(大川))
【戸】:人の集まる村とか町を意味する

つまり・・・

<隅田川の河口にできた町>、

それが「江戸」とも言われたいるんですね。

これが、目黒不動尊です
熱弁する「鶴松房治」氏  (Click!)
これが切絵図
目黒白金繪圖 (Click


これが本所深川繪圖です。深川八幡は河口にありました。

本所繪圖 (Click!)


切絵図と現代図を重ね合わせてみると江戸の暮らしの様子が浮かび上がってくる・・・

昔と今を照らし合わせながら歩くのはほんとに楽しい。

「へ〜〜、溜池ってこんなところにあったんだぁ」
「へ〜〜、清澄公園って昔はこうだったんだぁ」
「アレ、まだこの坂、現存してるだぁ」
「あ、ここから吉原へいったんだ〜」
・・・
・・・

鬼平犯科帳も、まだ全巻読んでないが、楽しみが数倍に膨れ上がった。
通勤時間が短くてしょうがない。

手軽にできる江戸一人ウォーキング。
お金も掛からないし、新しい発見ばかりでまたまたやり始めようかな。
あなた、ご一緒しますか??


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