【ラジオ放送】 SBC信越放送ラジオ 「伊那谷めぐりあい」 出演

(放送日:2002年8月28日(水)15:23〜15:30)
(収録日:2002年7月21日(日)13:00〜13:40)


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こんにちは!、「伊那谷めぐりあい」、西村容子です。

きょう(2002年8月28日)は夏がぶり返したぁ〜っという感じのホントに暑い一日でした。

さて、きょうの「伊那谷めぐりあい」は、まずこの曲から聞いていただきましょう。

(まほろばのぉ〜♪  野面に赤くぅ〜♪ 灯をともすぅ〜♪ 杏の花よぉ〜♪ ・・・)

この曲、今から40年ほど前、ここ長野県のラジオでひっきりなしにかかっていた曲。

「まほろばの国」と言う曲なんですが・・・。

当時ラジオを聞いていた方にとっては、とても懐かしい曲なのではないでしょうか。

信濃の国に次ぐ信州の曲を作ろうという思いで作られたこの曲。

40年経った今、この曲をとおして、とっても素敵な物語が生まれています。

きょうは、そんな少し心が暖かくなるような話題をお届けしたいと思います。お楽しみに ・・・。

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 (コマーシャル) 「伊那谷めぐり合い」この番組は、伊那食品工業の提供でお送りします。・・・

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〜 歌というのは、その人それぞれに思い出があるもので、その歌を聴くと突然のようにこう当時の感動とか光景とかが

心によみがえってきますよネ。歌って不思議な力をもってるなぁってよく思うんですけれども・・・。 〜


(まほろばのぉ〜♪  野面に赤くぅ〜♪ 灯をともすぅ〜♪ 杏の花よぉ〜♪ ・・・)


今日ご紹介するのは、現在千葉県にお住まいで飯田市出身の『熊谷正宏』さんと言うたった一人の方の

想いが生んだ<素敵な出会いの物語>なんです。

さて、この「まほろばの国」は熊谷さんにとって、どんな曲だったのか。
まずは、聞いていただきましょう。 〜

★★★

Kuma:「私が高校へ入学しての年だったと思うんですけれども、やっぱり青春の1ページを飾った曲ですよね。

    当時は「高校3年生」とか言って、私たちより2級上の人たちの丁度いい曲が流行ったんですけれども。

    え〜〜とにかく私の想いは、え〜学校であるいは又ラジオ・テレビでとにかく流れたという曲で、

    もう私たちの団塊の世代は、それを知らないのは長野県の団塊の世代の人間じゃないと。(笑)

    間違いなく私はそう思いますよ。」



〜 きっと、この歌熊谷さんにとっては、心の隅っこにあったかく残っていた曲だと思うんですが。実はこの曲が

何十年ぶりかで開かれる小学校の同窓会を期に、その思い出とともに膨らみはじめるんですよ。

みんなでもう一度、この曲を歌いたい。でも、歌詞がどうしても思いだせない。そこで熊谷さん、

そこで熊谷さん!、この「まほろばの国」を歌ったペギー葉山さんに、なんと熱いメールを送ったんですねえ。

受け取った葉山さん、こんな反応でした。 〜


Peggy:「私のところには、ホントにあの、全く知らない方からもね、時折サポーターをとおして

    メールが来るんですけれど・・・、はじめちょっとポカンとして、なっな何のお話かな?って

    思ったんですネ。

    その『まほろばの国』って言う歌、確かに自分で歌ったんですけれども、その歌をそんなに

    ご自身の自分の人生の中でね、こよなく愛していらっしゃってる皆さんがいらっしゃっている

    なんてこと全くわたし分からなくて、非常に感動的だったんですよね。

    それで、そういえば『まほろばの国』って歌ったナ。

    何かねえ、とってもその時、あ、これはすぐねえ、返事してあげなきゃいけないって思ったのね。
(へ〜)

    この歌は何か違うな、魂が入ってるみたいなネ。そんな気がしたんですネ。

    すぐお返事を書いたんですよ。そうしたら・・・」


〜 ペギーさんをそういう気にさせたその魂は、どこに宿ってどんな風に感じられたんでしょう? 〜

Peggy:「やっぱり、この熊谷さんのね、心の中と彼の人生の中のこの歌との出会いと、

     それからやっぱり、学校のお友達、小学校のお友達のそういった方たちの、友情というか絆というか。

     ですから、歌っていうのはそういう力があるんですよね。」


〜 そう、ペギーさんの心をも動かした歌の持つパワーはすごいなあと思って話を聞いてたんですが・・・、

    もう一つ、素敵な出会いを熊谷さんは自らでたぐり寄せるんですネ。 〜



Kuma:「最初は、ペギー葉山さんのホームページを見て、『ペギー葉山と歌いましょう』という

    コンサートが飯田であるということを訪ねてみた訳なんですけれども、

    それではということでいろいろ聞いたらば、主催者が、「童謡唱歌をうたう会の飯田の会」だちゅうんで、

    その主宰してる方はどなたなんですかって聞いたところ「塚田」って言う方っていうんで、

    下のお名前は?って聞いたところ「清實(きよみ)」。

    な〜んだ。
(中学時代の音楽担任の)塚田先生じゃないか。って言うことで。・・・・」


〜 この、巡りあいとか出会いとか、つながりってすごいですよねぇ。 〜


    「やっぱし、あれですよね。あ〜私も東京へ出てから、高校卒業してから都会へ出て、もう30、40年位に

    なりますけどね。だんだん定年を控えてきますとね。田舎が恋しくなってくるんですよね。」

★★★

〜 中学校の先生と、途絶えていた恩師との出会いがあって、そしてこの曲を復活させたい。

そして、わが故郷で復活させたい。そんな思いで実は・・・、

先月の(7月)21日に、ここ飯田で「まほろばの国」が復活したんです。

SBCの開局記念で作られたこの「まほろばの国」。

ぜひ復活させたいというのが思いだそうなんですけれども、出会いのすばらしさ、歌ってすごいな。って

この出会いの物語をみて思いました。


皆さんいかがだったでしょうか?。  〜

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(まほろばのぉ〜♪  野面に赤くぅ〜♪ 灯をともすぅ〜♪ 杏の花よぉ〜♪ ・・・)

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(コマーシャル) 「伊那谷めぐり合い」。この番組は、伊那食品工業の提供でお送りしました。・・・

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