【 耕雲寺と深妙寺 】
H17.7.1

(ちょっと、長文になりますが最後までしっかりごらんください)  kuma3

「徳心院正覚清寿居士」、今から11年前の平成6年6月29日、私の親父は82歳の生涯を閉じた。

先日、ホタル見学のついでに、かつて親父が檀家の総代をしていた

飯田市座光寺「耕雲寺」を10年ぶりに訪ねてみた。(6.25)

生前、親父が丹精込めて手入れしていたという「紫陽花」を見ておきたかったからだ。。

結果は、・・・・。昔の面影はなかった。親父が生きていればと思った。

種月院 耕雲寺

親父が生きていれば、ことし93歳・・・。




ごらんの通り

かつての紫陽花ロードの姿はない。

田舎の兄貴に「そんなとこいっても、しょうがないに!」と言われていたが、それでも一度はと、行ってみたのでした。

「そんなもの見るより、伊那の深妙寺っつうところにいってごらんな。」「そりゃ、いいに」と言うわけで、

かつて、tsutomu3の特派員報告でも報告していただいた「伊那市の深妙寺」にも立ち寄ってみました。


少し時期が早かったようです。

でもね、Tsutomu3も奥さんKEIKOさんも知らないもの見つけちゃいました。

なんか得した気分!。

感應山 深妙寺

本堂前から裏山にかけての遊歩道の

33体観音様石像を囲むように

約2,000株、170種類のあじさいがあるという。

今週あたりが見ごろでしょうね。

また、

江戸時代から本堂前を中心に並べられていた

石臼庭園を再整備した

という1,800個の挽き石臼庭園は、

国内最大規模だそうな。



さあお待ちかね。見つけました。


やっぱりありました。 「念ずれば花ひらく」の詩碑。


あらためてもう一度、勉強しましょ。

ここ と ここ と ここ

 

詩の愛好者によって建てられる「真民詩碑」は、

昭和45年、京都常照寺の第1番碑に始まり、日本全国47都道府県に分布し、

その数は現在、海外の36基と合わせると約730基となるそうです。 

平成17年、台湾に建立予定の<第737番碑をもって最後>となったそうです。

「千年も万年も残る碑」。この地球を守り続けてくれることを真民さんは心より念じておられます。

「念ずれば花ひらく」 「二度とない人生だから」 

あらためて朗読してみました。373もご一緒に!。

【 念ずれば花ひらく 】

 

念ずれば

花ひらく

 

苦しいとき

母がいつも口にしていた

このことばを

わたしもいつのころからか

となえるようになった

そうしてそのたび

わたしの花がふしぎと

ひとつひとつ

ひらいていった

 

 

 

 

 

 


  【  二度とない人生だから  】

二度とない人生だから
一輪の花にも
無限の愛を
そそいでゆこう
一羽の鳥の声にも
無心の耳を
かたむけてゆこう

二度とない人生だから
一匹のこおろぎでも
ふみころさないように
こころしてゆこう
どんなにか
よろこぶことだろう

二度とない人生だから
一ぺんでも多く
便りをしよう
返事は必ず
書くことにしよう

二度とない人生だから
まず一番身近な者たちに
できるだけのことをしよう
貧しいけれど
こころ豊かに接してゆこう

二度とない人生だから
つゆくさのつゆにも
めぐりあいのふしぎを思い
足をとどめてみつめてゆこう

二度とない人生だから
のぼる日 しずむ日
まるい月 かけてゆく月
四季それぞれの
星々の光にふれて
わがこころを
あらいきよめてゆこう

二度とない人生だから
戦争のない世の
実現に努力し
そういう詩を
一遍でも多く
作ってゆこう
わたしが死んだら
あとをついでくれる
若い人たちのために
この大願を
書きつづけてゆこう


坂村真民さんは現在98歳だそうです。いつもでもお元気なことを念じています。

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