【 サハリン事情 】 その1
H16.3.4


kuma3の実兄です。373に<サハリン事情>をお伝えしましょう。

日本製の超大型ポータブル発電機(日本最大級)がロシア国に納入された。

昨年11月下旬 ロシア国サハリン州へメーカーからの委託で納入点検と技術指導を行った。そのときの紀行記である。


今、サハリン(樺太)が静かに熱い!大陸棚に石油と天然ガス(世界最大の埋蔵量)が発見されたからだ。
将来のエネルギーとして大きく期待されている。
 すでに、このプロジェクトは始まっている。
「天然ガス」をパイプラインで東京まで持ってくる計画がある。タンカーで運ぶ方法はすでに実施されている。

 ロシア国サハリン州(樺太)は、日本が戦時中に一部占領し、一時期領土となった処である。
日本の本州と同じくらいの島だ。石油や天然ガスが北部の大陸棚にある。

島内のパイプライン(約700km)を敷設する事業はすでに始まっている。米国や日本の企業も進出している。


ホルムスク市 中心部 


ホルムスク港(パイプ積出)

 
パイプの積出をするホルムスク港は重要な港となった。65万本ものパイプの集積をするという。
港湾の設備がフルに稼働する。

電力事情が悪いので非常用の発電施設が必要となった。


エンジン発電機(1100kvax2台並列) 


エンジン発電機(6600V高圧仕様)

【 日本最大級のポータブル発電機(重量:約15トン/1台) 】

ユジノサハリンスク市
11月の中旬は冬である。

防寒着姿で同行者3人は羽田を出発した。
昼ごろ札幌に到着。

サハリン航空のプロペラ機(AH24)は
ロシア製の48人乗りのターボ機である。
モンゴルで何回も乗ったことがある。

ガタガタではあるが頑丈で、
安心して乗れる様になってきた。

「ロシアの航空技術の傑作!」とも言われている。


約2時間で州都ユジノサハリンスク(約15万人)に着く。

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