【 麻績の里 舞台桜 】
H18.4.30

撮影日
H18.4.13 12:30 / H18.4.14 7:00
場所
飯田市 座光寺
樹種
ハンヤエシダレザクラ
推定樹齢
350年


5:24  (荒城の月:湯山光三郎)

かつて、私の父はこの地で生まれ、この麻績小学校を出、そして見つづけたこの桜。これが『麻績神社』のシダレザクラである。

自分を育ててくれた麻績神社、そしてシダレザクラ。思い入れが高じて永久に名前を残すようにと麻績神社に碑を奉献した。

この桜を80有余年見続けて、その父も13年前、ひっそりと逝った。その父を偲びつつ・・・。荒城の月。

近くには、熊谷一統の社、熊谷家先祖代々お墓もある。





熊谷学さん 撮影  H18.4.12

熊谷学さん 撮影  H18.4.12

父が奉献した「麻績神社」の碑から「舞台桜」を見る



kuma3は、幼い頃から春、秋の彼岸の日にこの麻績の里山中にある『熊谷家』の墓参りに両親と来たものだ。

麻績神社の横っちょの山道を200mぐらい歩くのだが、途中まだ湯気の立つ「牛の糞」を踏まないように恐る恐る歩いた。

ヘビも怖かった。いくつもの暗〜〜い洞の中をのぞくのも怖かった。

墓参りの帰り道、必ず元善光寺(座光寺の如来さま)をお参りし、鐘を突くのが楽しみだった。

今でもあの鐘の音は脳裏に焼きついている。 ゆっくりと グォ〜〜ン、グォ〜〜〜ン (ワン〜〜ワンワンワン)


ホントは、如来さまの出店で、おもちゃを買ってもらうのがうれしくて、ついていったものだった。

お面、水ヨーヨー、シャボン玉、ハッカパイプ、綿あめ、紙風船、水鉄砲、ビー玉、紙ニッキ、粉末ラムネ・・・


じっくりこの桜を眺めたのは今までなかった。やはり、すばらしいものだ。

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