【 6月の花 】
2003.6.24

6月に咲いた珍しい花を撮りました。

幻の青いケシの花
長野県下伊那郡大鹿村の標高1500Mの花栽培をしている農園でヒマラヤ原産のこのケシ
「品種名:メコノプシス」を9年前に栽培し初めて花を咲かせることに成功したもの。

現在は1000株にも増えすっかり有名になり、6月中旬が見頃で県内外から訪れる人が多い。
大鹿村役場付近の標高700mから一気に800m上った所で車で行けるが険しい場所です。

花はご覧の通り何か神秘的で美しい。気温は25℃以下が必須で育てるのは相当難しい花のようです。
種子は市販されているが育てる(花を咲かせる)ことは無理とのこと。

ユリの木の花
 モクレン科ユリ属。

 背の高い木(20m)に上向きにチューリップの形の花が
咲きます。 
高い木の為、注意して見ないと見落とします。

 信州大学農学部(上伊那郡南箕輪村)の入り口からは
 「ユリの木通り」と称された並木になっており
6月中旬から花が咲きます。
 大きな木の為、花に気がつかない学生が多いとのこと。
 真上から見てみたいのですが、高いところで梯子を
持ち込まないと撮影不可。 この写真は望遠撮影です。

 昔住んでいた近くの千葉県松戸市新松戸の街路樹は
これです。Kuma3 来年は見て下さい。

 (知っていたら失礼!)→→ シリマシェン(kuma3)
睡蓮(スイレン)の花
  以前、カルガモの便りで「蓮(ハス)」と記してしまいましたが「スイレン」が正しいです。
我が家の庭の池には数年で随分増え30くらいの花が6月上旬から咲いています。

  一種類のみで写真の白い花の睡蓮は駒ヶ根市の国道153号線側の池で撮ったものです。
オオマツヨイグザ(大待宵草)
 北米原産の帰化植物。 アカバナ科マツヨイグサ属

 この花は子供の頃、川原近くに沢山あり夕暮れ時に
 開花(小さな「パン」と言う音を立てて)するのが見られ
飽きもせずながめていたことがあります。
 十数年来見たことが無かったが偶然、通勤道路脇に
 1株あるのを見つけ撮りました。 
 群生しているところ知りませんか?
 竹下夢路作詞の「宵待草」はこの花のことを誤って
そう呼んだようですが歌が有名になりそのままに
なっているとのこと。
 また太宰治が「富士山には月見草が合う」と言った
 月見草とはこの大待宵草のことであるようです。

 (本当の月見草はメキシコ原産の二年草で、花は白い。
  適応性が弱いため、現在では殆ど栽培されていない
  のだそうです。)
  
クロタネソウ(別名:ニゲラ)
   この奇妙な花(写真左)と種(写真右)は我が家の庭に咲いたもので、我が女房がドラフラワーにするために植えたものでした。

地中海原産で英名のLove-in-a-mist(霧の中の愛)と言うのだそうだ。

花を保護する葉状器官(包葉と言う)に包まれた何とも奇妙な花ですねぇ。

写真左クリック! キンポウゲ科クロタネソウ属の一年草。
梅雨季に入りすっきりしない天候の中で、6月に咲いたちょっと珍しい花を撮ってみました。

「青いケシの花」は大鹿村だけのようですが他の花は全国区ですので皆さんも捜して見て下さい。

tsutomu


誠に珍しい花をありがとうございます。 kuma3 H15.6.29

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