【紫陽花 (あじさい)】
2003.6.28〜29

     長野県南信地区にも紫陽花の季節がやって参りました。奈良県矢田寺、千葉県松戸市本土寺
      にはとても及びませんが小規模でも綺麗ですよ。
     注意して見ているといろんな所(民家、畑)にも1〜2株の紫陽花がありそれぞれ個性ある花が咲いていました。
     諏訪市、伊那市、飯島町、喬木村の紫陽花を掲載します。


   
「紫陽花便り」にちなんで「小さな恋のものがたり」
   より紫陽花の可愛らしいカットを転載しました。


 
このカットは中日新聞の日曜版に掲載されたもので、
  作者の
みつはしちかこ氏に転載の許可を戴いて
  おります。(H15.6.22夕刻)

   みつはしちかこ氏の関連URL
    東京新聞の記事
    http://www.rippu.co.jp/books/chiikoi/    

 紫陽花(アジサイ):ユキノシタ科 について少しお勉強をしましょう。

@額紫陽花(ガクアジサイ) − アジサイの原種で中央部に小さい花(両性花)が密生し、周囲には大型の装飾花(中性花
  です)が並びこれらが額縁を思わせることからの名。
A(普通の)紫陽花 − 額紫陽花の改良園芸品種です。枝先に小花が密に集まり、大きな半球形の花序を形作る。
  花は全て中性花。

  中性花はおしべ/めしべが無い花で実を結ばない。 花の色は土壌の性質により酸性土壌は藍色系が濃くアルカリ性
  土壌はピンク系が濃くなります。(リトマス反応紙の色とは逆です)
  通常、花の色は淡空色→青紫色→淡紅色青に変化することから「七変化」とも言うとあるが土壌の酸性/アルカリ性と
  如何なる関係なのかよくわかりません。
  他に玉紫陽花(額紫陽花の花に近く山間部に自生し蕾が球形なことから)や西洋紫陽花、蝦夷紫陽花・・・もあります。

<諏訪市 正願寺/諏訪湖畔>
    諏訪市「正願寺」の紫陽花。まだちょっと早いようです。
    松尾芭蕉の「奥の細道」の旅に同行した河合曽良が諏訪市出身とは知りませんでした。
    壱岐の勝本で病に倒れ客死した曽良の墓は、故郷諏訪の正願寺にも曽良の墓標がが建てられた(1740年)。
諏訪湖畔の紫陽花(後ろは「かりん」並木です)。  右の花は珍しいですね。
伊那市 深妙寺>
伊那市西春近にある深妙寺の紫陽花。 170種,2000株あるとのこと。このお寺の石畳は石臼を敷き詰めて
あります。使用しなくなって奉納された石臼を敷き詰めたもので1800個程あるようです。石臼寺とも言われます。
     深妙寺にあった額紫陽花です。何とも言えない程いいですねー。
                      <国道153号線:花の街道>
    
飯島町の国道153号線:通称「中央アルプス花の街道」の道路沿いでは四季折々の花で楽しませてくれます。
      今は紫陽花が美しく思わず車を止めて撮影しました。
                     <喬木村九十九谷公園>
  喬木村九十九谷公園は九輪草に代わって紫陽花が最盛期です。こんなにあるのに訪れる人は疎らでした。
   もったいないなあ。 ここにも魅力的な額紫陽花がありました。

初夏の代表的な花:紫陽花 − 今迄は普通の紫陽花が沢山咲き揃ったところが美しいと思っていましたが
写真で撮っているうちに変化に富んで個性的な額紫陽花に魅力を感じて来ました。
皆さんはどうでしょうか?

tsutomu

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