【 人形遣い:吉田和生さん 】
H18.2.27

文学は<ぶんガク>、音楽は<おんガク>、雅楽は<がガク>、吹奏楽は<すいそうガク>、

楽屋も<ガクや>と読む。 さ〜〜てそこで問題です!。 

「文楽」はなんて読む?。 ・・・・・・・・当然ながら・・・・・・・

そう<ぶんガク>と読む。

な、なんかおかしいぞ。チャウチャウ「文楽は<ぶんらく>」である。

だから、日本語は、むずかしい。  オット前置きが長くなった。


「文楽」は、わが国の伝統的な人形劇であり、世界に誇りうる高度な舞台芸術の名称である。

その文楽はもともと、この人形劇を上演する劇場の名前だったそうだが

いつの間にか芸能そのものさすようになったそうである。

先日、友人の案内で人間国宝:吉田文雀さんのお弟子さん「吉田和生」さんに

その楽屋を案内してもらいつつ、近松門左衛門作『曽根崎心中』を観劇した。



人形浄瑠璃「文楽」は、

物語を語る太夫、情景を盛りたてる三味線、そして人形の三要素から構成され、

音と唄と人形の動きで演じられる日本のオペラといわれる。

主人公になる人形は、1体につき3人の遣い手によって操られている。



文楽人形の最大の特徴は、一体の人形を三人で操るという、世界に類のない様式にあります。三人遣(づか)いは、“主遣(おもづか)い”が左手で首(かしら)の胴串(どぐし)を握って人形全体をささえ、・・・

右手で人形の右手を操作します。重い人形をささえる主遣いの左手は、いわば人形の背骨であり、この左手を通じて人形に生命が吹きこまれるのです 。

“左遣(ひだりづか)い”が右手で人形の左手を遣い、“足遣(あしづか)い”が両手で人形の両足を操るものですが、三人の気持ちと呼吸がぴったりとあわなければ、人形の動きはばらばらになって、とても生きているようには見えません。

これはkuma3 ?!

hahaha!


人形の修業はまず足から始め、ついで左、最後に主遣いとなるのが順序で、昔から「足十年、左十年」といわれるほど、長い修練を必要とします



主遣いは、足遣いの姿勢が楽なように“舞台下駄(げた)”という特殊な下駄をはきます。人形の背丈は大きいもので1m50cm、小さいものは1m30cmぐらいで、下駄の高さも、人形の大きさやそのほかの条件で20cmから50cmぐらいまでいろいろあります。


人形遣いの吉田和生さんは1947年生まれ。品格を感じさせる遣い手として知られ、女形のほか二枚目も遣う。

ワタシのだいじなダンナさま〜〜♪


kuma3

オメメヨゴシ 下総の熊可゛ゐ
江戸文字「勘亭流」!!  感激!

みんな勘亭流


生まれて初めて、本格的な<文楽>を勉強した。歌舞伎とは又違った趣があり、日本の芸能の奥深さを知った。

心に残る一日でありました。

人形を操るという言葉では表現しきれないほど、動きは精緻で複雑、

まるで人間そのもののように豊かな感情をあらわしていた。それこそ観劇で感激した。

ご案内いただいた岩槻のクロちゃん、ほんとにありがとうゴザイマシタ。

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